【購入者限定】福祉現場のためのNotebookLM研修資料作成術
はじめに
ご購入ありがとうございます。
この記事は、AIに詳しい人のための記事ではありません。
むしろ、
- 「来月の法定研修、また自分が担当になった」
- 「委員会資料を研修スライドに直すのがつらい」
- 「過去資料はあるけれど、今年用に作り直す時間がない」
- 「厚労省の資料を読んでも、職員向けにどう話せばいいかわからない」
そんな福祉・介護現場の教育担当者、管理者、委員会メンバーのための記事です。
私は介護施設で18年、現場と管理者の仕事を経験してきました。
夜遅くまで残って、法定研修のスライドを作ったことがあります。 委員会資料を探し回り、去年のPowerPointを開き、「この内容、今も使えるのかな」と不安になりながら直したこともあります。
だからこそ、この記事ではきれいごとは言いません。
研修資料作りは、担当者の根性で乗り切るものではありません。 仕組みで軽くできます。
そのために使うのが、GoogleのAIツール「NotebookLM」です。
NotebookLMは、あなたが読み込ませた資料をもとに、内容を整理してくれるAIです。 福祉・介護の研修資料作りでは、この「読み込ませた資料をもとにする」という点がとても重要です。
なぜなら、私たちの資料作りでは、なんとなく正しそうな文章では足りないからです。
身体拘束、虐待防止、感染症対策、BCP、事故防止、認知症ケア。 どれも、施設の方針や公的資料とズレた内容では困ります。
この記事では、NotebookLMに何を入れ、どう指示し、どうCanvaなどでスライド化するかを、福祉現場向けにそのまま使える形でまとめました。
第1章|まずはここだけ:NotebookLMで研修資料を作る基本の流れ
1. NotebookLMでやることは、たった3つです
NotebookLMを使った研修資料作りは、難しく考えなくて大丈夫です。
基本の流れは、この3つです。
- 研修の材料になる資料をNotebookLMに入れる
- この記事のプロンプトを貼る
- 出てきた構成や台本を、施設向けに整える
たとえば「虐待防止研修」を作る場合、次のような資料を入れます。
- 施設で去年使った虐待防止研修のPDF
- 虐待防止委員会の議事録
- 施設内の虐待防止マニュアル
- 厚労省や自治体の虐待防止に関するページ
- 法人内で使っているチェックリスト
これらを読み込ませたうえで、
「この資料をもとに、介護職員向けの60分研修を作ってください」
と指示します。
するとNotebookLMは、入れた資料を材料にして、研修構成や説明文を作る土台を出してくれます。
2. 最初に集める資料チェックリスト
研修テーマが決まったら、いきなりスライドを作らず、まず材料を集めます。
おすすめは次の順番です。
施設内資料
- 去年または前回の研修資料
- 委員会の議事録
- 施設内マニュアル
- 事故報告書やヒヤリハット集計
- 法人の方針文書
- 研修後アンケート
公的資料
- 厚労省の資料
- 自治体の通知やガイドライン
- 介護保険施設向けの研修資料
- 監査や実地指導に関係する資料
現場資料
- 実際に起きやすい場面のメモ
- 新人職員がつまずきやすい点
- 委員会で最近話題になったこと
- 管理者として特に伝えたいこと
この3種類を入れると、研修が「一般論」だけで終わりにくくなります。
公的資料だけだと、正しいけれど現場に響きにくい。 現場資料だけだと、実感はあるけれど根拠が弱くなりやすい。
両方を入れることで、正しさと現場感のバランスが取れます。
3. 最初に使う基本プロンプト
まずは、どの研修テーマでも使える基本形です。
以下をそのままNotebookLMに貼ってください。
あなたは介護施設の研修担当者です。 読み込ませた資料だけを根拠にして、職員向けの研修構成を作成してください。 研修テーマ: 対象職員: 研修時間: 施設で特に伝えたいこと: 出力してほしい内容: 1. 研修の目的 2. 研修後に職員ができるようになること 3. 10枚前後のスライド構成 4. 各スライドで話す内容 5. 現場で起こりやすい事例 6. 職員への問いかけ 7. 理解度確認の設問 注意点: - 専門用語は介護職員に伝わる言葉に言い換えてください - 一般論ではなく、現場での行動につながる内容にしてください - 資料に書かれていないことは断定しないでください - 根拠にした資料名や該当箇所がわかる場合は示してください
このプロンプトを使うだけでも、白紙から作るよりかなり楽になります。
ポイントは「読み込ませた資料だけを根拠にして」と入れることです。 これにより、NotebookLMが勝手に一般論を広げすぎるのを抑えやすくなります。
4. 出力された内容は、必ず人間が確認する
ここは大事です。
NotebookLMが出してくれた内容は、そのまま完成品ではありません。 あくまで、研修資料のたたき台です。
特に次の点は必ず確認してください。
- 最新の法令や通知とズレていないか
- 施設の方針と矛盾していないか
- 利用者像や職員体制に合っているか
- 表現が強すぎたり、誤解を招いたりしないか
- 個人情報や施設内の具体的すぎる事例が入っていないか
AIに任せるのは「下書き作り」です。 最終判断は、現場を知っているあなたが行います。
この役割分担ができると、資料作りはかなり軽くなります。
第2章|福祉現場専用:コピペで使える最強プロンプト集
ここからは、テーマ別に使えるプロンプトを紹介します。
それぞれのプロンプトは、必要に応じて次の部分だけ書き換えてください。
- 研修時間
- 対象職員
- 施設で特に伝えたいこと
- 最近の課題
- 使いたい資料
1. 法定研修全般に使えるプロンプト
あなたは介護施設の教育担当者です。 読み込ませた資料をもとに、職員向けの法定研修資料を作成してください。 研修テーマ: 対象職員: 研修時間: 研修の目的: 施設で最近課題になっていること: 以下の形式で出力してください。 1. 研修タイトル案を3つ 2. 研修の到達目標を3つ 3. 研修全体の流れ 4. スライド10枚分の構成 5. 各スライドの本文 6. 講師が話す台本 7. 現場事例を2つ 8. 職員への問いかけを3つ 9. 理解度確認テストを5問 10. 研修後アンケート項目を5つ 条件: - 介護職員に伝わる平易な言葉で書いてください - 現場で明日から行動が変わる内容にしてください - 読み込ませた資料にない内容は断定しないでください - 根拠となる資料がわかる場合は、該当する資料名を添えてください
2. 虐待防止研修プロンプト
あなたは介護施設の虐待防止研修を担当する管理者です。 読み込ませた資料を根拠にして、介護職員向けの虐待防止研修を作成してください。 研修時間: 対象職員: 施設で特に伝えたいこと: 最近気になっている現場の課題: 出力内容: 1. 研修の目的 2. 虐待防止を「自分ごと」として考えてもらう導入トーク 3. スライド構成10枚 4. 各スライドの説明文 5. 講師用台本 6. 身体的虐待、心理的虐待、介護放棄、経済的虐待、性的虐待の説明 7. 現場で起こりやすいグレーゾーン事例 8. グループワークのテーマ 9. 職員が明日から気をつける行動リスト 10. 理解度確認テスト5問 条件: - 職員を責める表現ではなく、気づきにつながる表現にしてください - 「忙しいから仕方ない」で済ませない視点を入れてください - 利用者の尊厳を守る行動に結びつけてください - 資料にない制度説明は断定しないでください
3. 身体拘束適正化研修プロンプト
あなたは介護施設の身体拘束適正化研修を担当しています。 読み込ませた資料をもとに、職員向けの研修資料を作成してください。 研修時間: 対象職員: 施設で特に伝えたいこと: 現場でよくある悩み: 出力内容: 1. 研修の目的 2. 身体拘束を考える導入トーク 3. 身体拘束にあたる可能性がある行為の説明 4. 緊急やむを得ない場合の考え方 5. 記録や話し合いの重要性 6. スライド10枚分の構成 7. 各スライドの講師台本 8. 現場事例を3つ 9. 拘束以外の対応を考えるワーク 10. 研修後に使えるチェックリスト 条件: - 職員が「拘束してはいけない」だけで終わらない内容にしてください - 代替ケアを考える流れを入れてください - 利用者の安全と尊厳の両方を扱ってください - 読み込ませた資料にない基準は断定しないでください
4. 感染症対策研修プロンプト
あなたは介護施設の感染症対策研修を担当しています。 読み込ませた資料をもとに、介護職員向けの研修資料を作成してください。 研修時間: 対象職員: 扱いたい感染症: 施設で最近課題になっていること: 出力内容: 1. 研修の目的 2. 感染症対策が必要な理由 3. 標準予防策の説明 4. 手指衛生、手袋、マスク、換気、消毒のポイント 5. 施設内で感染を広げないための初動 6. スライド10枚分の構成 7. 各スライドの講師台本 8. よくある間違い 9. 現場で使えるチェックリスト 10. 理解度確認テスト5問 条件: - 難しい医学用語は避けてください - 職員が日常業務で実行できる行動に落とし込んでください - 不安をあおるのではなく、落ち着いて対応できる内容にしてください - 読み込ませた資料の範囲で説明してください
5. 事故防止・ヒヤリハット研修プロンプト
あなたは介護施設の事故防止研修を担当しています。 読み込ませた資料、ヒヤリハット集計、事故報告書をもとに、職員向け研修を作成してください。 研修時間: 対象職員: 最近多い事故やヒヤリハット: 施設で改善したい行動: 出力内容: 1. 研修の目的 2. 最近の傾向を職員に伝える導入 3. 事故とヒヤリハットの考え方 4. 原因を個人の注意不足だけにしない説明 5. スライド10枚分の構成 6. 各スライドの講師台本 7. 事例検討ワーク 8. 再発防止策を考える問い 9. 明日から使える観察ポイント 10. 理解度確認テスト5問 条件: - 職員を責める内容にしないでください - チームで防ぐ視点を入れてください - 現場の動線、声かけ、記録、申し送りに落とし込んでください - 個人情報が特定される表現は避けてください
6. 認知症ケア研修プロンプト
あなたは介護施設の認知症ケア研修を担当しています。 読み込ませた資料をもとに、介護職員向けの研修資料を作成してください。 研修時間: 対象職員: 施設で特に伝えたいこと: 現場でよくある困りごと: 出力内容: 1. 研修の目的 2. 認知症ケアで大切にしたい視点 3. 行動の背景を考える説明 4. 不安、混乱、拒否、帰宅願望などへの対応例 5. スライド10枚分の構成 6. 各スライドの講師台本 7. 現場事例を3つ 8. 声かけの良い例、避けたい例 9. グループワークのテーマ 10. 明日から実践する行動リスト 条件: - 利用者の尊厳を守る表現にしてください - 「問題行動」という言葉を使う場合は慎重に扱ってください - 職員が自分の声かけを振り返れる内容にしてください - 資料にない医学的説明は断定しないでください
7. BCP研修プロンプト
あなたは介護施設のBCP研修を担当しています。 読み込ませたBCP資料、マニュアル、自治体情報をもとに、職員向け研修を作成してください。 研修時間: 対象職員: 想定する災害や感染症: 施設で特に確認したいこと: 出力内容: 1. 研修の目的 2. BCPを自分ごとにする導入トーク 3. 災害時や感染症発生時に守るべき優先順位 4. 職員の役割分担 5. 利用者の安全確保 6. 連絡、記録、物品確認のポイント 7. スライド10枚分の構成 8. 各スライドの講師台本 9. シミュレーション訓練の進め方 10. 振り返りシート 条件: - 机上の説明だけでなく、実際の行動確認につながる内容にしてください - 夜勤帯や人員が少ない時間帯も想定してください - 職員が不安になりすぎない表現にしてください - 施設のBCP資料に書かれていない内容は断定しないでください
8. 新人職員研修プロンプト
あなたは介護施設の新人職員研修を担当しています。 読み込ませた施設資料、マニュアル、研修資料をもとに、新人向け研修を作成してください。 研修時間: 対象者: 新人に最初に理解してほしいこと: 施設で大切にしているケアの考え方: 出力内容: 1. 研修の目的 2. 新人が安心して聞ける導入トーク 3. 施設の理念や大切にしていること 4. 基本的な接遇と声かけ 5. 記録、報告、相談のポイント 6. 利用者の尊厳を守る関わり 7. スライド10枚分の構成 8. 各スライドの講師台本 9. 新人がつまずきやすい場面 10. 研修後の振り返りシート 条件: - 新人を不安にさせる表現は避けてください - できないことを責めるのではなく、相談しやすくなる内容にしてください - 現場で使う言葉にしてください - 施設資料にないルールは断定しないでください
第3章|NotebookLMの出力を「そのまま使える研修」に変える整え方
NotebookLMは便利ですが、出てきた文章をそのまま貼るだけでは、少し硬い研修になりやすいです。
ここでは、出力を現場向けに整える方法を紹介します。
1. まず「職員に何をしてほしいか」を1つに絞る
研修資料を作るとき、あれもこれも入れたくなります。
でも、研修後に職員の行動が変わらなければ、資料が立派でも意味がありません。
最初に、次の一文を決めてください。
この研修のあと、職員に一番してほしい行動は何か?
例です。
- 虐待防止研修なら「不適切な声かけに気づき、チームで相談する」
- 身体拘束研修なら「拘束以外の対応をまず考える」
- 感染症研修なら「ケア前後の手指衛生を確実に行う」
- 事故防止研修なら「ヒヤリハットを責めずに共有する」
- 認知症ケア研修なら「行動の背景を考えて声かけする」
この一文が決まると、スライドの内容がブレにくくなります。
2. 硬い文章を現場の言葉に直すプロンプト
NotebookLMの出力が少し硬いときは、次のプロンプトを使ってください。
先ほどの研修内容を、介護現場の職員に伝わる言葉へ言い換えてください。 条件: - 専門用語はできるだけ避ける - 1文を短くする - 上から目線の表現を避ける - 職員を責める言い方にしない - 現場でよくある場面を入れる - 研修でそのまま話せる口調にする 出力形式: 1. 言い換え後のスライド本文 2. 講師が話す補足 3. 職員への問いかけ
3. 事例を作るプロンプト
研修で一番伝わるのは、現場事例です。
ただし、実際の利用者や職員が特定される内容は避ける必要があります。 そのため、事例は「よくある場面」として少しぼかして作ります。
読み込ませた資料と研修テーマをもとに、介護施設で起こりやすい架空の事例を3つ作ってください。 条件: - 個人が特定されない架空事例にする - 現場で実際にありそうな場面にする - 職員を責める内容にしない - 事例ごとに、考えてほしいポイントを3つ示す - グループワークで使える問いをつける 出力形式: 1. 事例タイトル 2. 事例本文 3. 考えるポイント 4. グループで話し合う問い 5. 望ましい対応例
4. 確認テストを作るプロンプト
研修後の理解度確認が必要な場合は、次のプロンプトを使います。
この研修内容をもとに、理解度確認テストを作成してください。 条件: - 介護職員向けにわかりやすくする - 5問作成する - 選択式にする - 正解と解説をつける - ひっかけ問題にしすぎない - 現場での行動につながる問題にする 出力形式: 1. 問題文 2. 選択肢 3. 正解 4. 解説
5. 講師台本を自然にするプロンプト
台本は、硬すぎると読み上げになってしまいます。 職員に話しかけるような言葉に整えましょう。
作成した講師台本を、介護施設の研修で自然に話せる口調に整えてください。 条件: - 1スライドにつき1分から2分で話せる長さにする - 職員に語りかける口調にする - 難しい言葉は言い換える - 途中に問いかけを入れる - 現場経験のある管理者が話すような誠実なトーンにする - 職員を責めず、一緒に考える言い方にする
6. 最後に削る
AIを使うと、情報が多く出てきます。 しかし、研修で大事なのは「全部入れること」ではありません。
むしろ、削ることが大事です。
削る基準は次の通りです。
- この研修の目的と関係が薄い内容
- 職員が明日から動けない抽象論
- 説明が長すぎる制度解説
- 重複している文章
- スライドに入れると文字だらけになる内容
迷ったら、スライドには短く、台本に詳しく入れてください。
スライドは「見るもの」。 台本は「伝えるもの」。
この役割を分けると、見やすい研修資料になります。
第4章|Canvaで一気にスライド化:残業を減らす3ステップ時短フロー
NotebookLMで構成と台本ができたら、次はスライド化です。
ここでまた時間をかけすぎると、せっかく時短した意味が薄くなります。
Canvaなどで作るときは、デザインに凝りすぎないことが大切です。 福祉現場の研修スライドは、きれいさよりも「見やすさ」と「伝わりやすさ」が大事です。
ステップ1|スライドの型を決める
まず、スライドの種類を固定します。
おすすめは次の5種類だけです。
- タイトル
- 今日の目的
- 説明スライド
- 事例スライド
- まとめスライド
毎回違うデザインにしようとすると時間がかかります。 研修資料は、同じ型で十分です。
むしろ、毎回同じ型のほうが職員は見やすいです。
ステップ2|NotebookLMの出力をスライド用に短くする
NotebookLMの文章は、そのままだと長いことがあります。
Canvaに入れる前に、次のプロンプトで短くします。
作成した研修構成を、Canvaのスライドに貼りやすい形へ短く整えてください。 条件: - 1スライドの見出しは15文字以内を目安にする - 本文は3行以内にする - 箇条書きは3つまでにする - 詳しい説明は講師台本に回す - 介護職員が見てすぐ理解できる言葉にする 出力形式: 1. スライド番号 2. スライド見出し 3. スライド本文 4. 講師メモ
この形で出しておくと、Canvaに貼る作業がかなり楽になります。
ステップ3|Canvaに貼る順番
Canvaで作るときは、次の順番がおすすめです。
- 先にテンプレートを選ぶ
- スライド枚数を決める
- 見出しだけ先に全部入れる
- 本文を入れる
- 事例スライドを入れる
- 最後に色や余白を整える
いきなり1枚目から完璧に作ろうとしないでください。 それをやると、また時間がかかります。
まず全体を並べてから整えます。
Canvaで見やすくする最低限のルール
凝ったデザインは不要です。
最低限、次のルールだけ守れば、かなり見やすくなります。
- 1枚に文字を詰め込みすぎない
- 見出しを大きくする
- 本文は3行以内を目安にする
- 色は2色から3色に絞る
- 赤字を多用しない
- 重要な言葉だけ太字にする
- 事例スライドは余白を多めにする
- 研修の最後に「明日からやること」を入れる
特に大事なのは、最後の「明日からやること」です。
研修は、聞いて終わりではありません。 現場の行動につながって初めて意味があります。
研修スライド完成前の最終チェック
完成したら、次のチェックをしてください。
研修スライド最終チェック □ 研修の目的が最初に書かれている □ 1枚あたりの文字量が多すぎない □ 現場事例が入っている □ 職員への問いかけがある □ 最後に明日からの行動がある □ 資料の根拠を確認した □ 施設の方針とズレていない □ 個人情報につながる表現がない □ 台本を声に出して読んだ □ 研修時間内に収まる
このチェックを通せば、かなり実用的な研修資料になります。
そのまま使える研修作成テンプレート
最後に、全体を一気に作るためのテンプレートを置いておきます。
忙しいときは、まずこれを使ってください。
あなたは介護施設で18年の現場経験を持つ教育担当者です。 読み込ませた資料だけを根拠にして、職員向けの研修資料を作成してください。 研修テーマ: 対象職員: 研修時間: 施設で特に伝えたいこと: 最近の現場課題: 使いたい資料: 作成してほしいもの: 1. 研修タイトル案を3つ 2. 研修の目的 3. 研修後に職員ができるようになること 4. スライド10枚分の構成 5. 各スライドの短い本文 6. 各スライドの講師台本 7. 現場事例を3つ 8. グループワークの問い 9. 理解度確認テスト5問 10. 研修後アンケート5項目 11. Canvaに貼りやすい短縮版スライド本文 条件: - 介護職員に伝わる言葉で書く - 専門用語は必要な場合だけ使い、簡単に説明する - 職員を責める表現は避ける - 現場で明日からできる行動に落とし込む - 読み込ませた資料にない内容は断定しない - 根拠となる資料がわかる場合は示す - 個人情報につながる表現は避ける - 研修時間内に収まる内容にする
完成系スライド見本
この記事のプロンプトを使ったあと、最終的にどんなスライドに整えればよいかが見えるように、完成系のサンプルも用意しました。
テーマは、施設内研修で使う機会が多い「虐待防止研修」です。
- ブラウザで見られる完成スライド見本:sample-slides.html
- 編集できるPowerPoint版:abuse-prevention-training-sample.pptx
スライドの中には、研修の目的、虐待の5類型、グレーゾーン事例、事例検討、グループワーク、明日からの行動、理解度確認まで入れています。
そのまま自施設で使う場合は、施設の虐待防止マニュアル、最新の公的資料、委員会方針とのズレがないかを必ず確認してください。完成スライドは、あくまで「型」です。
おわりに
研修資料作りは、本来とても大事な仕事です。
でも、大事だからといって、担当者が毎回ひとりで夜遅くまで抱える必要はありません。
NotebookLMを使えば、過去資料、公的資料、施設内の知恵を活かしながら、研修の土台を短時間で作れるようになります。
大切なのは、AIに丸投げすることではありません。
AIに下書きを任せて、人間が現場に合わせて整えることです。
その分、あなたの時間を、職員との対話や、利用者さんのケアを良くするために使ってください。
次に研修担当が回ってきたとき、白紙のスライドを前に固まるのではなく、
「まず資料をNotebookLMに入れよう」 「このプロンプトを貼ろう」 「出てきた構成をうちの施設向けに整えよう」
そう思えるだけで、かなり気持ちは軽くなります。
この記事が、あなたの残業を少しでも減らし、現場の研修を少しでも良くする助けになればうれしいです。